まるごとジューシー南部どり

パートナー企業

interview 2018.1.28

前川製作所/岡田隆幸様

いつも悩みを解決してくださる!心強いパートナー。
盛岡営業所次長の岡田隆幸さんにお話を伺いました。
前川製作所様は冷凍機械メーカーです。
アマタケとのお付き合いは23年前のトリダス(鶏肉の下半身の解体機)の導入に始まります。
機械を持ってきて機械の性能等を説明するメーカーが多い中、
前川製作所様は実際のラインを見ながら提案して下さるだけでなく、
悩みを解決し、より使いやすくするための提案もしてくださる心強いパートナー様です。
※前川製作所ホームページ http://www.mayekawa.co.jp/

お取引させていただいてから、どのくらいになりますでしょうか?

たぶん、トリダスが最初のお取引なので、1995年、平成7年頃だったと思います。今年も含めると23年のお取引になりますね。私がアマタケさんの営業担当をさせてもらったのが2003年、平成15年からなんですね。ちょうど今年で15年目のお取引になります。

その間色々とあったと思うのですが、一番の思いでをお聞かせください。

2011年3月11日に東日本大震災の津波ですかね。天変地異が起きてアマタケさんの処理工場が被災された時です。あの惨劇を目の当たりにして、もの凄いことが起きたんだなと実感しました。

その時に甘竹常務様から「絶対に復興するから力を貸して欲しい」という力強いお言葉を頂いたんですよ。弊社としても、復興活動に全面的に協力していこうということ、7月1日までにはなんとか復興させていきたいという思いがありました。それを何とか実現できた事が一番印象に残っています。

あの時、シャワーの手配を前川さんの方でやって下さったんですよね。水もない状況で。

シャワーも何もないものですから、エコキュートを持ってきて皆さんにお風呂でも入ってもらいたいなという思いで。

今のちょうど冷蔵庫の辺りに簡易シャワーを10台置いて下さいました。発電機も何もないときにかき集めてくれて本当に助かりました。

皆さんも非常に頑張っていて、絶対に復興するんだって片付けをされていた姿が凄く印象強かったですね。

これまで工場に導入して頂いた機械の主な設備について詳しくお話をお伺いしたいのですが。

弊社は冷凍機器メーカーですが、そこからトリダスという脱骨ロボットの開発と、生産設備、省人化、合理化、省エネ等をご提案してまいりました。冷凍設備機器、脱フロン、省エネの設備ということで、今回新たに冷蔵庫をご提案させていただきましたし、ごく最近ですと、農場に「ヒートポンプ」という床暖房設備をご提案させていただいています。もともと雪を解かすロードヒーティングが得意な分野でしたので、床を温める技術は持っていました。

細野農場に新しく3棟鶏舎を建設されていますが、今までアマタケさんは鶏糞ボイラーと重油ボイラーを併設されながら床暖房を作っていましたけど、今回、すべて電気の床暖房をやるという方式をご提案しております。一番のメリットは重油をまったく使わずに電気だけで床暖房をやれることです。去年から大東農場で床暖房テストをやらせてもらっていましたが、重油の削減が去年の半分になったんです。8農場のうち1農場だけ床暖のテストをさせてもらっているんですけど、その1農場だけで重油が半減というのは、非常に魅力的なことなのかな。

それと鶏糞ボイラーと重油ボイラーで使っている床暖房の設備と私どもの「ヒートポンプ」の設備のもうひとつの違いは、鶏舎内の温度が安定することです。これが一番のメリットかな、と農場長の方々からご意見をいただきました。

ヒートポンプで温めたお湯と冷たい冷水も出ますので、第2ステップとしては、夏場に向けて空気を調整し鶏を冷やせるという取り組みを考えています。これは世界初の試みですので、ぜひアマタケさんで実現させてみたい。

農場エアコンってことですか?

そういうことですね。

梅雨時期になるシトシトして鶏舎内の温度があまりコントロールできず、鶏が夏バテをするという話を聞きました。今回そこにせっかくだから空気設備を入れてみようということで進めています。この取り組みによって、鶏の状態とか成績とかどうなるのかなって、非常に楽しみです。

アマタケ社員の印象をお聞かせください。

第一印象は、すごく真面目な方が多いなというのが率直なところです。気さくに話しかけたり挨拶をしてくれたりして、非常に嬉しく思っています。

メンテナンス、サービス等を担当していた当時、年末になるとトリダスにトラブルが起きて生産性が悪くなるので、その時期だけ機械を見てくれないかということで約1週間くらいずっと付きっきりでお邪魔していた事がありました。機械の調子が悪くなると、生産が終わってから部品を交換したり調整したりして、翌日にはまったく生産にトラブルがない状態まで戻していました。でも、どうしても日中は暇になるんですよ。その暇な時間に、ラインに入って鶏肉の筋入れを一緒にやらせてもらったり、脱骨を一緒にやらせてもらいました。

実は、鶏の筋入れの仕方とかバラし方を教えていただいたことが、筋入れ機「トリダス」の開発につながったんですよ。あの時の経験がなければ、筋入れ機っていうのは絶対に開発出来なかったと自負しています。感謝しております。

これからアマタケに期待することを教えて下さい。

先月出版された「ひと手間カンパ二―。」という本、購読させてもらいました。アマタケさんの鶏というのは抗生物質とか合成抗菌剤を一切使わずに健康なニワトリを育てるということで非常に難しい取り組みをされているなという事がよく分かりました。私は鶏のDNAとか血統とかよく知らないものですから、こういった苦労があって今日のアマタケさんがあるのかなという事を改めて思った次第でございます。

アマタケさんとはこれからも共創関係を続けていければと思っております。共創というのは競い合う競争という事ではなくて、共に創り上げるという「共創」です。

私どもは鉄を削って機械は作り、アマタケさんはニワトリを育成し、それを正肉や加熱加工して販売されています。何か新しい取り組みとかチャレンジする機会がありましたらぜひ前川製作所に取り組みをさせてもらえないかと思います。

特に思っているのは解体室を低温処理ができる仕組みにして完全無人化で自動で行える仕組みを作ることです。寒い環境で人が長時間いることを避けることができるし、鶏肉の品質や品質保持にも絶対貢献すると思います。鶏肉を冷やす技術力を上げて(賞味期限を延ばす)、是非国内だけでなく海外にも目を向けて欲しいです。

ありがとうございました。

共に創り上げるというお話をいただけるのはなかなか無いことです。アマタケにとって貴重なパートナー様であることを改めて感じております。これからもお力を貸していただけますよう宜しくお願いいたします。