できることを、考える。 食の安全のために、環境のために、できること。アマタケのSDGs。

鶏にとっても、人にとっても。

アマタケは、種鶏から採卵・孵化、ヒナの飼育、正肉や加工品への処理・加工・商品化、お客様への納品まで、独自の一環したシステムを構築しています。だからこそ、食の安全のためにできることを考え、そして、より良い環境づくりに取り組んできました。
鶏を育てる以上、常に環境の変化とともにある私たちがわかっていることは、人にとっても、鶏にとっても良いことが、持続可能な開発に繋がるということです。

1 使用した重油や電気などのエネルギー値を算定

アマタケは省エネ法に基づき、各事業所で使用した重油や電気などのエネルギーを算定し、毎年経済産業省へ提出しています。数値にすることで使用エネルギーを見える化でき、社内で情報共有ができます。この数値をもとに、毎年使用エネルギーを下げる工夫と取り組みを行い、継続的な使用エネルギー削減の活動を行っています。

図:1年間の使用エネルギー値≒5.192kl(原油換算)

2 エネルギーのリサイクル

鶏糞を鶏舎の床暖房のエネルギー源としてリサイクル

灰は肥料として有効活用しています。

イラスト:鶏糞を鶏舎の床暖房のエネルギー源としてリサイクル

ペレットボイラーの使用

化石燃料使用量とCO2排出量を削減しています。

イラスト:ペレットボイラーの使用

藤沢農場のソーラー発電

再生可能エネルギーを活用し、発電所エネルギーの使用を減らしています。

イラスト:藤沢農場のソーラー発電

エコキュートの使用

空気の熱を使って効率よくお湯と冷水を作成。
お湯はボイラーの重油削減に、冷水はサラダチキンの二次殺菌に使用し、電力使用量の削減に繋げています。

イラスト:エコキュートの使用

3 鶏の健康を第一に考えた飼育

アマタケは、年間500万羽とし、規模は追わない生産としています。それは、健康で良質な鶏を育て続けるためであり、農場で働くスタッフの労働環境を保つためでもあります。
アマタケの鶏は、国内シェアわずか1%にも満たない鶏。1%未満だからできる良質な鶏を育てることにしたのです。フランスから直輸入した種鶏から育て、鶏にとって最良の環境を整え続ける。そして、人の食生活を支える仕事は、人の力が欠かせません。1%未満という数は、知恵や経験をしっかりと活かした生産と商品の提供を持続していくための数字です。

イラスト:Keep <1%

4 FSSC22000の取得

近年の食の国際化・安全性の担保への高まりから、世界的な衛生管理の基準化が叫ばれるようになっています。日本でも2020年6月に全ての食品等事業者にHACCP管理が義務付けられ、国内においても食品安全に対する衛生管理の国際化が加速しています。
アマタケも従来より食の安全を第一に活動してきましたが、食品安全マネジメントシステムに関する国際規格となる認証を取得しています。

FSSC22000
(国際基準の食品安全システム規格)
2022年6月1日取得
対象工場:本社工場・多賀城工場

JFS-C
(日本発の食品安全マネジメントシステム)
2022年6月1日取得
対象工場:本社工場・多賀城工場

本社工場…鶏肉処理、未加熱加工工場
多賀城工場…加熱加工工場

写真:FSSC22000 審査登録証

食品安全・品質方針

株式会社アマタケは、経営理念にある「全従業員の幸福を実現」「地域社会に貢献すること」に基づき、食品安全及び品質方針を下記のように定め、社員一丸となって食品安全を深く追求する決意をここに明らかにします。

  1. 私たちは、食品の安全を第一に考えると共に品質の維持向上に努め、お客様の評価を真摯に受け止め、心から満足いただける食品作りに努めます。
  2. 私たちは、何事にも常に正直に向き合い、食品安全関連法規制を遵守します。
  3. 私たちは、食品安全マネジメントシステムの全従業員への周知を図るため、継続的な教育を行います。
  4. 私たちは、内部及び外部コミュニケーションを積極的に行い、関係するフードチェーンにおける正しい情報収集及び提供に努めます。
  5. 私たちは、定期的なマネジメントレビューを実施し、食品安全マネジメントシステムの継続的な改善に取り組みます。
  6. 私たちは、食品安全目標及び品質目標を設定し、目標達成に向けた教育及び指導を継続的に行います。




食品ロス削減方針

私たちは、常に食べ物に対する大切さを意識し、「つくる責任 つかう責任」を心がけた行動に努めます。

  1. シェルフライフを改善するための活動に努めます。
  2. 食べ残しを少なくする活動に努めます。
  3. 食品の廃棄を減らす活動に努めます。


2024年3月23日
株式会社アマタケ
代表取締役社長 甘竹 秀企

図:SDGs(Sustainable Development Goals) 12「つくる責任 つかう責任」

アマタケの、SDGs。

2015年に国連総会で採択された持続可能な開発のための17の国際目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」のうち、12に定められた「つくる責任 つかう責任」には、貧困や飢餓、気候変動、平和的社会などと併せて「持続可能な生産消費形態を確保する」ことが掲げられています。アマタケのSDGsとして、貢献できる目標と考えます。
鶏を育てる農場や処理加工する工場では、多くのエネルギーを使い、たくさんの資源が生まれます。鶏の命をいただくこと、その命に感謝してエネルギーを大切に使用し、資源を有効に活用しています。