story 34:田野畑事業本部

岩手がもの親鳥、育ててます。

岩手がもになる種鶏の飼育・管理を行っています。主にヨーロッパより雛を導入し、検疫舎で2週間隔離し、動物検疫所で感染症がないことを確認して、無事に雛を種鶏農場へと移動させます。

一度の導入で約1200羽、導入日より約520日間飼育しています。飼育マニュアルに沿って食下量と体重をコントロールし、元気で健康な親鳥を育てます。導入時期の体重コントロールは、外気温等の影響があるため大変ですが、目標体重に合わせるよう努力しています。

岩手がもは水どりで足が弱く傷つきやすいため、毎日、床にもみがらを敷き込み補充します。ネストも床面に直置きのため、キレイな種卵を確保するようもみがらの管理は重要です。オープン鶏舎で天候に大きく左右されるため、天気予報のチェックは欠かせません。舎内温度はもちろん、飲水、敷材、カーテン(暑さ寒さ対策や雨避け)の管理は日々確認し、ストレスがかかることなく、鴨が産卵を行える環境作りを大切にしています。

鴨をよく観察し、産卵、受精等が向上するようメンバーと一緒に管理しています。

(田野畑事業本部 生産部 種鶏・孵卵係 佐藤 博之)