story 78:運送部スタッフ
PIT IN !!
安全輸送と経費の節約 [タイヤローテーション]
運送部のトラックは、集鶏車両(鶏を運ぶ車両)8台、飼料配送車両(バルク車)4台、雛車1台、その他1台、計14台で運営しています。
仕事により走行距離は変わりますが、平均すると、トラック1台当たり1日150km以上、1カ月1台当た3400キロ以上走行しています。そのためタイヤの消耗、悪路面での偏摩耗が多く、大切に履きつぶすため年2~3回のタイヤローテーションを行っています。
タイヤホイール1本重さ最大100kgを、夏と冬の新品約270本交換の他、タイヤローテーションで年間トータル600本以上のタイヤ交換をする事で現在問題になっているタイヤホイールの脱輪による事故の防止、タイヤ寿命の最大限延長に努めています。
リアルタイムPIT作業 [エアサス破裂、スプリング折れ等修理]
悪路面を走行すると、エアーサスペンションのエアーバックの破裂、タイヤのパンク、スプリング折れなどが起こります。これらの状況を常時想定し、運送部スタッフで部品交換、修理等できる体制を整え、できる限り即時対応を可能にする事で、車両を休ませる事なく、同時に修理費用の削減にも繋げています。
ドライバーの安全確保 [ワイヤー定期交換]
集鶏車両の構造は特殊で、輸送量を増やすことができるように、積み下ろし時床が上下し、2階建てになります。重い荷物を6本のワイヤーで上げ下げするので、ワイヤーの寿命は短く、私が入社した頃は、ワイヤーが作業中に切れるなどという事故が時々ありました。
集鶏車両は、特に夏場、暑さに弱い鶏を運ぶため8台フル稼働して、決められた時間に次々に生鳥ホームへと到着する必要があります。ワイヤーが切れると危険なだけでなく、ワイヤー交換が困難になり、トラックダイヤに支障をきたします。そう言った事故の予測・安全性の確保のため、計8台ある集鶏車両のワイヤーを春と秋・年2回の交換を行っています。
運送部では、このような作業をスタッフ一同、時にはドライバーも協力し行うことで車両整備の知識の共有にも努めています。
(運送部 運送管理課 スタッフ)